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教師紹介

Profile

​教師について

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塚田 巳香

開眼認定師範​/​​​元小学校教師/アート書道家​

​先生が書道をはじめた”きっかけ”を教えてください。

小学四年生の時、友人に誘われ、興味本位で書道教室の様子を見に行ったのがきっかけです。当時は地域の子どもたちが沢山いて、賑やかで楽しそうに見えましたね。最初の頃は、うんと先生に褒められた覚えがあります。その頃、「もしかして、自分は才能があるのかも…。」と勘違いしたのかもしれません。中学校に上がる時、同級生のほとんどは書道を辞めていましたが、私の中に辞める選択肢はありませんでした。習い始めた“行書体”が自由で大人っぽく、「思春期にはぴったりだな。」と書道の面白さにどっぷり浸かった学生時代です。大学進学とともに、書道から一時離れましたが、結婚、出産を経て、我が子とともに再び恩師の門をたたき20年ほどになります。

​師範の資格を得て、東京、福岡等の展覧会へ出品しながら、師の専門である“かな書道”を学びました。書道に関する探究心は尽きず、数年前からは“筆跡心理学”の勉強も始め、筆跡アドバイザーの資格も取得しました。最近ですと、アート書道へ転向し、アーティストとして東京、京都のギャラリーに出品するなど、書道をきっかけに色々な挑戦をしています。

書道とは、先生にとってどんな存在でしょうか。

常に私と共に在りましたね。「気がつけば、いつもそこにある。」といった存在です。一人でいるときは、紙、鉛筆、小筆、筆ペンがあれば何かしら文字を書いています。振り返ると、大好きだった祖父は、硯箱で墨をすって日常的に“書く”ことをしていましたので、その影響もあるのかもしれませんね。子育て中は、子どもを寝かしつけた後に出品作品を描くこともしばしばありました。現在も1日2、3回は画仙紙に向かいます。書とは切っても切れない生活です。

書道に対する”こだわり”はありますか。

書道とは、「美しい文字が書けるようになるための書道」ばかりでは無いと思っています。書道は、書き手の“生活”、“健康状態”、“感情”など“全て”が表れます。豊かな心持ちで生活することが“豊かな文字表現”につながるのです。逆に言うと、 「書道や文字の練習をすることで、より心持ち豊かな生活へ変えていく」というアプローチも可能です。書きながら日々の生活を俯瞰し、自分を整える方法として書道をご活用いただけたらと思っています。

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教師の経験がどう活きていると感じていらっしゃいますか。

この3月で担任からは退きましたが、小学校で現在でも非常勤講師として教壇に立っており、1年生から6年生まであらゆる教科を担当しています。発達段階に応じた文字指導や生活指導は勿論ですが、リアルタイムに子どもや親御さんの様子やニーズを把握しやすい環境にいるので、子どもの悩みや、子育てについてなど書道の領域を超えて寄り添っていけるところが他の書道教室と大きく違うところだと思います。

 

実際に、子育ての悩みを抱えているお母さまと話し込むときもありますし、中学生や大学生の子どもたちと進路の話をする時もあります。お稽古の合間ではありますが、今までたくさんの子どもたちと関わってきた経験を活かし、できるだけ落ち着いてじっくり話を聞いてあげられたらと思っています。

​生徒の方々へ、書道を通してどう変化して欲しいですか。

書くことが面倒、字が下手で自信がない、書き方がわからない…など、“書”や“書くこと”に対して自己評価を下げがちな思いを払拭していただきたいと思っています。「書は人也」と申しますが、字が下手な人など一人もいないのです。字はそれぞれの人となりを表しており、どんな字でも味わいのあるものです。

講師である私とやりとりをしながら、自分の文字の良いところ、ひいては自分らしさに気づいていただければと思っています。その上で、美しい字形の追求や、正しい筆遣いの習得があると思います。老若男女問わず、どんなライフステージでも書道を通して自信をつけてもらえる場を提供したいというのが私の熱い想いです。心と技術、どちらも向上させていきましょう。

「えみ書道教室だからできること」を教えてください。

この度、阿須利神社さんの多大なるご協力のもとに社務所をお稽古場としてお借りしました。鳥居、玉砂利、杉林、太鼓の音…など神社ならではの雰囲気を存分に味わってください。一生の思い出になると思います。

生徒さんも小学校1年生から大人の方まで異年齢、異世代が集う場となりました。互いに良い刺激をもらいながら集中、切磋琢磨しています。

この素晴らしい環境の中で、大人の方には“その方らしさ、良い所”を、また子ども達には教職経験を生かして、“その子らしさ、良さ”を引きだしてあげられたなら最高だと思っています。「それぞれの方をたくさん褒めて差し上げたい。」がえみ書道教室の願いです。

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